フランスの高速鉄道、TGVってなんだ?!

動力源について


TGVの歴史は古く、最初に考え出されたのは1960年代。1959年に日本が東海道新幹線の工事を始めたので、その直後だと言えるでしょう。フランス国内では当時、アエロトランのような空気浮上式鉄道や磁気浮上式鉄道についての研究が他の国同様に行われてきました。しかし、その方法では実用性に乏しく費用などの面で多くの問題があるため、浮上式での高速化は断念せざるを得ませんでした。

浮上式を諦めたフランスは、すぐさま鉄軌道と鉄車輪による方式を実施するようになり、1967年から本格的な研究をスタートさせたのです。ガスタービンエンジンによる出力回転軸を発電機に繋げて電力に変え、それを車軸に接続したモーターで駆動させる電気式ガスダービン動力車が最初の計画では考案されました。小型のガスタービンは長い時間動いてくれるため、1967年の試作を済ませると、その後量産化。イランやエジプトにまで輸出されました。しかし、1973年のオイルショックによりガスタービン駆動方式は頓挫。架空電車線方式に切り替わったのです。

架空電車線方式は多くの電力が必要となりました。この電力は新設されたフランス国内の原子力発電所から供給されました。このように、TGVの動力の決定には紆余曲折があったのです。