フランスの高速鉄道、TGVってなんだ?!

TGVの軌道


TGVの軌道は、その性能が十分に発揮される専用軌道であるLGVというものがあります。しかし、その軌間は1,435mmであり、SNCFの在来線と同一となっています。また、在来線と車両限界なども共通の設計になっていることから、既存の線路を都市部では走行し、線形の良いLGVになった市街地を出たあたりから高速走行をするという運営スタイルが可能です。在来線と共用しているターミナル駅も多く、ヨーロッパでは多くの国で標準軌が採用されていることから、多くの条件をクリアすれば他の国でも直通で走行することが可能となります。

また、高速走行の肝になるLGVの建設方法ですが、遠心力を軽減させるために曲率半径が大きく取られていることが特徴として挙げられています。従来のLGVでは4,000m以上取られていた曲率半径ですが、新路線は高速化を進めるため、7,000m以上取られていると言われているポイントもあるほどです。このように、軌道の規格がその高速運行を実現可能にしているのです。

TGVの軌道は高速走行が可能でありながら、在来線や他国への乗り入れも可能だという、大変柔軟性に富んでいるというイメージがあります。そして、この自由度こそがヨーロッパの鉄道の魅力だと感じる人もいるようです。